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中古プレハブNAVIどういう視点で中古プレハブを見ればよいのか? 家を建てる場合の依頼先としては、工務店、住宅メーカー、設計事務所が代表的です。工務店と住宅メーカーは設計・施工の依頼、設計事務所は設計・監理の依頼という違いがあります。ご質問では、工務店と住宅メーカーで比較検討中ということですので、この2者の違いと選び方にポイントを絞って説明していきます。 「プレハブ工法」や「住宅メーカー」という言葉の定義をします。財団法人資産評価システム研究センターによると、プレハブ住宅とは「工場で柱・梁・屋根トラス・床・壁などの住宅構造体を機械的方法で生産し、現場においてこれらの部材を組立や接合をして建築される住宅」となっています。ここでは、このプレハブ住宅を供給する会社を住宅メーカーと定義し、説明を続けていきます。 住宅メーカーの特徴として、工場生産・加工による各部材の品質の安定、規格化された部材を使用することによる施工性の良さと工期の短縮などが挙げられます。また住宅メーカーでは、耐震性能や気密・断熱性能について、研究、開発、実験などを行っているケースも多く、住宅性能に関する数値的裏付けを得ることも可能です。 一方で、品質の安定を重視するあまり、左官材や無垢材などの経年変化の起こる自然素材や、オリジナルで製作する家具や建具を避ける傾向にあります。また、同じ理由で使用する内外装材や設備機器などは、限られた選択肢の中から選ぶことになります。 住宅メーカーに依頼する場合は、最初にモデルハウスを複数見て、提案内容やテイスト、標準仕様を確認し、それらが気に入るかどうかから検討を始めます。2、3社の住宅メーカーを選び、設計提案、工法や基本性能のレベル、営業担当者の対応などを比較しながら、1社に絞っていきます。 これに対して工務店は、規模や形態が様々なので単純な特徴付けは困難です。一般的には、良い材料を使って丈夫な家を建てるといったところでしょうか。また、住宅メーカーのような大企業ではない分、工務店の社員との距離が近いため、意思の疎通がしやすく、すべてにおいて融通が利き、竣工後のメンテナンス対応も安心などの話もよく耳にします。 工務店を選ぶ際は、建設業法に基づく認可業者であることを基本とし、直接施工を行うか、建築主の立場に立った設計提案ができる建築士がいるか、見積書も含めて詳細な設計図書を作成するかなどの確認が重要です。築後数年経過した施工事例を見学させてもらうのも、工務店のアフターフォローの良しあしを判断する良い機会です。 反対に注意する点は、図面も契約書も説明がないまま強引に話を進めようとする、新しい建材や技術について全く勉強をしていない、建具や造作家具などをすべて既製品だけで提案する、などです。これらの兆候が見られる工務店は要注意です。 住宅展示場に行っても、モデルハウスをどういう視点で見ればよいか分からないというのは、ご自身がどういう家を建てたいのか、考えがまとまっていないのが原因です。 考えのまとめ方として、現在の暮らしや住まいの便利な点と不便な点の洗い直し、所有する物や家具の把握、家族の1日のタイムスケジュールの確認、好みのデザインやカラー、素材などのピックアップ、性能面については必要とするレベルとその理由、これらを文章でまとめて整理した上で、住宅展示場や雑誌などでモデルハウスや施工例を見ると、自分にとって必要な情報は何か、おのずと分かってきます。 住宅メーカーの工法ごとの利点・欠点 建物の構造はその材料によって大きく3種類に分けられ、木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造となります。それぞれの構造毎に複数の工法があり、木造を例にとってみると木造軸組工法、2×4工法、木質パネル工法に分けられます。今回のご質問は、特に木質系の工法についての比較検討ということですので、ここでは木造の3つの工法の概要とメリット、デメリットについて説明をします。 ●木造軸組工法 柱・梁・土台を木の軸組で構成し、壁、屋根等の荷重を受ける工法。柱と梁の接合をいかに強くするかが、建物自体の構造の強さに結びつきます。住宅メーカーの木造軸組工法は、部材を工場で加工し、現場では組み立てるのみというプレカット工法をとっています。 [メリット] 建物自体の重量が軽いため、地耐力への負担も軽くなる。 木材は加工が容易なため、設計の自由度が高く、増改築の対応も容易。 [デメリット] 防腐、防蟻、防湿対策が不適切だと腐りやすい。 木材は木種や部位によって強度や特性が違うため、安定した強度を確保するのが困難。 ●2×4工法 枠組材(2インチ×4インチ)と構造用面材により、6面体(床、壁、天井)を構成させた壁式工法。 [メリット] 面で支える箱形構造なので、耐震性に優れている。 断 熱性能、気密性能を確保するのが比較的容易。 [デメリット] 面で支える構造なので、大きな開口部やコーナー部分の開口部が取れない。 増改築の際、撤去できる壁が制限されているため、対応が難しい。 ●木質パネル工法 工場で一括生産された木質系のパネルにより、6面体(床、壁、天井)を構成させた壁式工法。 [メリット] 工場でパネルを生産し、現場では組み立てる作業のみなので、工期が短縮化される。 工場でパネルを生産するため、精度や品質が安定している。 [デメリット] パネルの接合に接着剤を使用する場合、体に害のある成分が含まれていないか確認する必要がある。 面で支える構造なので、大きな開口部やコーナー部分の開口部が取れない。 増改築の際、撤去できる壁が制限されているため対応が難しい。 いずれにしても、どの住宅メーカーのどの工法が一番良いという結論は出せません。メリットに関しては、どこの住宅メーカーも力を入れて説明すると思いますので、施主としてはデメリットについて質問をしてみて下さい。 上記のようなそれぞれのデメリットについて、どの様に対処しているかを比較することが重要になります。同じ工法で複数の住宅メーカーを比較してもよいし、一つの工法のメリットを別の工法ではどのように対処しているかを比較してもよいでしょう。 検討の結果、ある住宅メーカーの工法が一番良いと結論を出してとしても、それは住宅の基本性能が理論上確認できただけだと考えて下さい。住宅メーカーの提案する性能面にだけ目を向けて依頼先を決めるのは、少々危険ではないでしょうか。 依頼先として住宅メーカーを選ぶ際は、性能はもちろん、対応の仕方、設計提案力、見積書の内容など多方面から検討することを忘れないで下さい。 Copyright (C) 2008 中古プレハブNAVI
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